地域政党

私たちがつくる未来への希望 ―生活者による「政治」生活クラブ運動のめざすこと―

9月19日、「くらしを拓く市民政治講座」(全4回)の最終回、フォーラム「生活者による『政治』 生活クラブ運動のめざすこと」が開催されました。

基調講演「ポリクライシス(複合危機)のなかでの市民政治・地域主権の重要性」の講師は、佐々木寛さん(現新潟国際情報大学国際学部教授)。市民連合新潟の共同代表や、新潟の市民エネルギー協議会の共同代表でもある佐々木さんから、講演の中で以下のような問題提起がされました。

「ポリクライシス」とは、複数の世界的な危機が絡み合い、互いに影響し合って、大きな打撃を地球規模でもたらすことを指す。温暖化、気候変動という表現は、今「気候危機」、「気候崩壊」と変わってきている。CO2削減は世界の課題だが、それでもアメリカが石油を使い続けるのは、唯一中国に対抗できる手段だからとのこと。

「格差社会」は拡大し、世界で「紛争」、「戦争」が続き、「ジェノサイド」と言われる国家の暴力を止めさせることもできないでいる。地球は大丈夫だろうか?

組織と企業が牛耳っている劣化した政治は、中長期的視点がない国家主義である。どうするか? 中央依存をなくし、市民がボトムアップの政治をたちあげて地域主権の未来像をつくることにこそ希望があると。

さらに佐々木さんは続けます。

「市民社会」(市場と国家から独立している。)から、もう一歩踏み込んだ「市民政治」への新しい動きが始まっている。国会前や各地域で”ペンライトスタンディング”が行なわれていて、個人個人が自分の意志で楽しく参加している。

なんと、佐々木さんご自分もペンライトを取り寄せて参加しているそうです。

そして後半は4人のパネラーからの報告。生活クラブ運動グループのリーダーからの活動報告は、共同購入を通して、地域福祉に取り組み、ワーカーズ・コレクティブという労働を生み出し、原資も自分たちで出し合うという、佐々木さんが「これからの希望としてこれしかありません」と提示されたことを、すでに実践している報告でした。

神奈川ローカルネットの共同代表 青木マキさんからは、協同組合の組合員の”生活は政治だ!”の気づきから生まれた代理人運動は、”自分の代わりに議会で発言して欲しい”と地方議会に仲間を送り出す運動へ発展した。市民からの疑問はミニフォーラムでみんなで考え、必要ならば行政に繋ぐと報告。

講師から「みなさんの運動に敬意を表します。」と大きな評価を頂きました。

市民政治はまだ発展途上です。身近な所で行なわれている”ペンライトスタンディング”に参加して新しい仲間とつながろうかと思いました。  (ネット青葉 梅原真理子)

 

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